海外転勤・海外出向において、赴任国の現地に到着してからの流れ。
入国(赴任地に到着)
飛行機が着陸。イミグレーションを無事に通り、預入手荷物の回転台から大きなスーツケースや段ボール箱をキャリーカートに乗せて税関を通過すると、ここからが希望と不安の入り混じる海外生活の始まり!
まだまだあります。こちらの国で「やるべきこと」。
事前調査訪問で決めた家に即日入居?数日間はホテル住まい?
いずれにしろ手荷物の開梱から部屋が片付いて落ち着くまでは、数日から数週間。
船便で送った荷物は1カ月後。
日本に住んでいた時とは勝手が違うのは、外出時だけでなく家の中も。
ご飯は何を食べよう? この時期は何を着たらよいのか? 明日の天気は?
家族帯同であれば、そんな環境適応のアジャストメントで頭がいっぱい。
着任
そうです。旅行ではなく仕事をする為に海外に来たのです。
出向先会社への出勤。
- 人事オリエンテーションと事務手続き
- デスクへの案内
- パソコンと携帯電話・スマートフォンの支給と設定
メーカーであれば、制服・作業服、安全装備一式の支給も。
まずは早速、設定できたパソコンのメールで着任のご挨拶を発信。
就労ビザ・労働許可証、銀行口座開設
会社に行って、働く道具は手に入った。
さぁバリバリ働くぞ!….出来ません。
ワークパーミッションは手元に届きましたか?
ワークパーミッションが無ければ違法です。
運が悪ければ、強制帰国。着任したばかりなのに…。
人事部にしっかりと確認。
国に依っては最初に入国する際のビザから違う種類のビザに切替なければ、再入国の際に問題となることもあるので、よく調べること。
もうひとつ重要なのは銀行口座の開設。
赴任先の会社から現地通貨で振り込まれる給与他を受け取る為に、現地の銀行を利用するのが一般的。
これは既に駐在員のいる会社であれば、人事部がサポートしてくれるだろう。
現地の銀行口座が開設できれば、現地クレジットカードの発行もできるようになる。
為替変動を気にせずに現地での生活ができる。
新赴任地での業務の本格稼働
働く環境(食う、寝る、ビザ&ワーパミ、銀行口座)が整って
ようやく業務の本格稼働。
日本での経験を活かし、野心を持って、新たな経験と知識を積み上げる。
海外での新生活を整える
日本であっても外国であっても、“食”と”住”の安定が確保できれば、まぁなんとかなるもの。
家族帯同の場合は日本にいる時よりも”家族の安定“が、仕事にも影響される。
配偶者や子供は言語の違い、文化の違う全く新しいコミュニティに入っていくことになり、心理的ストレスは日本での国内転勤と比べ物にならない。
SNSやそれらのTV電話機能も無料・安価で利用できるので積極的に利用して”食”と”住”と”家族”の安定をすすめる。
海外生活での楽しみ
落ち着いたら、自身の趣味や赴任国内、近隣国への旅行など、先々の予定をモチベーションのひとつとして、海外出向、海外駐在、海外赴任を楽しむ。